- 工作機械とは?
- 機械部品や機械そのものを作る機械のことをさす。
マザーマシンとも呼ばれ、その精度はきわめて高い。
旋盤やフライス盤、ボール盤などがある。
現在はコンピュータ制御となり精度はさらに向上し
NC(数値制御)工作機械が多く存在する
ちなみにこのホームページ内のソフトG-spaceは
NC工作機械の主な種類、NC旋盤、NCフライス盤の
動作を仮想表現するプログラムです。
- 日本における金属工作機械(企業)の歴史。
- 1856年 日本初、オランダ蒸汽船会社から17台(18台)の工作機械が海軍傳習所に輸入される
1865年 薩摩藩(鹿児島県)集成館機械工場竣工
1889年 池貝工場設立
1895年 新潟鐵工所設立
1898年 若山鐵工所設立
1909年 唐津鐵工所設立
1910年 日立製作所、国産初のモーター開発(5馬力)
1916年 大隈鐵工所、大隈製麺商会より改名
1917年 小松鐵工所設立
【1918年 第一次世界大戦終結】
1921年10月22日 大阪で第一回工作機械展示会
1941年12月24日 日立精機設立
1944年 滝澤鉄工所設立
【1945年 第二次世界大戦終結】
1948年 森精機製作所設立
1949年 中村留精密工業
1950年1月 日立精機 戦後初のタレット旋盤開発
1951年8月 池貝鐵工 国産初の倣い旋盤開発
(1952年 マサチューセッツ工科大学 世界初のNC装置開発 NCフライス盤を公開)
1956年 日本初のNC工作機械、NCフライス開発完成
1957年2月 東京工業大学精密工学研究所、NC旋盤開発
1959年 日本精工、工作機械用ボールねじを開発
位置決め精度1μm三井精機製作のNC治具中ぐり盤東京国際見本市に
富士通、黒田精工、東工大、電気油圧パルスモーター試作
1960年 日立精機、日本初のマシニングセンタ開発
1966年 日立精機、最初の商品化マシニングセンタ大阪の工作機械見本市に
1971年2月 ソディック設立、放電加工機電源を製作
4月 機械技術研究所、池貝、大隈、東芝、日立、牧野、富士通、DNCシステムを完成
1981年 山崎鉄工所、CNC装置マザトロールT-1開発
1985年 山崎鉄工所からヤマザキマザックへ社名変更
富士通ファナックからファナックに社名変更
1991年 大隈鉄工所からオークマへ社名変更
2006年 オークマホールディングス、オークマ、大隈豊和機械、大隈エンジニアリングの4社が合併して、オークマに
2013年 森精機、DMGとの提携後DMG森精機に社名変更
- 種類
- 旋盤
- 加工される材料が回転し、固定の刃物で削るための機械
- ボール盤
- 回転するドリルで穴をあけることに特化した機械、タップ加工もできるものもある
- 中ぐり盤
- パイプなどの中を加工することに特化した機械。
現在では横フライス盤に自動工具交換装置のついたものをさすことが多い
- フライス盤
- 加工される材料を固定し、回転する刃物で削るための機械
立フライス盤。横フライス盤。万能フライス盤。
現在は数値制御装置(NC)と自動工具交換装置(ATC)のついたマシニングセンタが多い
- 平削り盤
- 加工物(工具)が平行移動し削る機械、工作機械のベッドなどを加工するのに適している
プレーナーともいう
- 形削り盤
- 立ち削り盤(スロッタ)
- 工具が上下に往復運動して加工物を削る機械。特にキー溝加工が多い
- ブローチ盤
- 加工形状のブローチという工具で引き抜き、一度で成型する機械。大量生産向き
- 金切りのこ盤
- 研削盤
- 研削といしで加工物を削る機械。
研磨盤のどちらでも良いが厳密には削っています。
円筒研削盤。内面研削盤。平面研削盤。ロータリー研削盤。
- ラップ盤
- ホーニング盤
- 円筒加工物の外面、内面を仕上げすることに特化した機械。
ラップ盤の円筒版
- 超仕上盤
- 円筒外面を仕上げることに特化した機械。ホーニング盤に近い
- バフ盤
- 繊維状のバフ車で金属や金属などの光沢仕上げをする機械
- 歯切盤
- 歯車研削盤
- 歯車仕上盤
- ワイヤ放電加工機
- 電気を通す線を張りそれを工作物に近づけ放電させ加工する機械。
微細な動きが必要なためNC装置が標準で必要
- 放電加工機
- 電気を通す電極を工作物に近づけ放電させ加工する機械。
複雑な形状加工ができたり。非常に削りにくい金属でも加工できる